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「生理の貧困」の解決に向けて、生徒の発案で、女子トイレの全てに生理用品常備

最終更新日:

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校内のすべての女子トイレに生理用品を常備する取り組みを開始

「生理の貧困」が社会的な課題として取り上げられるようになってきた中、本校では、生徒の発案により、課題の解決の一つとして校内のすべての女子トイレに生理用品を常備する取り組みを5月から開始しました。

取り組みのきっかけ

これは、日本最大級の高校生ビジネスコンテストである「キャリア甲子園2021」に本校チーム「GRAY」が出場し、優勝したことがきっかけでした。GRAYチームがコンテストで提唱したのは「生理の貧困」を解消する新たな生命保険を活用したサービスでした。

「生理の貧困」は経済的な問題だけではない!

チームの提唱が高く評価されたのは、生理の貧困を単なる経済的な問題としてだけでなく、生理に対する社会の無理解やジェンダー平等に関する意識の低さが根底にあることを鋭く指摘したことでした。

まず学校を変えよう!

さらに、チームのメンバーは提案を提案だけに終わらせずに、まずは足元の自分達の学校から変えていこうと学校と粘り強く交渉し、ついには真和高校のすべての女子トイレに生理用品を置くという実践をスタートすることができました。

その際に、取り組みの意義を全校生徒に(もちろん女子にも男子にも)、放送やチラシを作って広く伝えることをしました。

■今後の展望

現在、この取り組みは順調に滑り出し、生徒たちにも好評のうちに受け止められています。男子にも同じように取り組みの趣旨を伝えたため、全校生徒で理解が進みつつあることを感じているようです。今後は、生徒たちの手で、生理用品の使われ方の状況を記録し分析し、全校生徒へのアンケート等も行いながら、取り組みの改善を進めるようにしています。

(写真:校内に生理用品の常備の取り組みを進めている「GRAY」のメンバー)



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