Seize the day! 真和中の日々
6/1(木曜日)の6、7限目に中学部全体で「NIE(教育に新聞を)講演会」を開催しました。
今回は講師として熊本日日新聞から論説委員長 泉 潤さん、読者・新聞学習センター くまTOMO編集局 河北 希さん、熊本県NIE推進協議会事務局長 伴 哲司さんにお越しいただきました。
真和中学校では生徒たちが毎日、熊本日日新聞のコラム「新生面」を読んで意見文をノートにまとめています。
日頃から身近な学習材として新聞記事やニュースについて接している生徒たちにとって、今回は大変貴重な機会になりました。
はじめに、県内のNIEを中心となって進めておられる伴さんからごあいさつがありました。
第一部では、論説委員長・泉さんから実際に掲載された新生面や記事を用いて解説をしてくださいました。
どうしてそのテーマを選んだのか、読者に伝えたかったことは何かなどについて、ベテランの論説委員長さんの立場から、興味深いお話をしていただきました。
また、生徒たちからは、新生面を読む際のポイントや匿名報道が内包している問題点についての質問がありました。
第二部では、動画「熊本日日新聞社の24時間」を視聴した後、河北 さんから、実際の仕事の内容や意識していることなどを教えていただきました。
最前線の新聞記者として、「人々が求めている情報は何かを常に考える」という、仕事への向き合い方を具体的にお話してくださいました。
生徒たちからは、取材での公平性や新聞記者になるためにはどうしたらいいかなどをお聞きしました。
また、講話の最後には、生徒代表から講話の内容と自分たちの実体験を重ねた中学生らしい謝辞が贈られました。
情報を自分のこととして受け止め、考えたうえで伝える力が育っていることが感じられました。
約2時間の講演会でしたが、普段から新聞を読んでいるからこそ、生徒たちは意欲的にメモをとったり、活発に質問したりしていたことと思います。
今回の講演会で学んだことが今後の新聞の読み方や文章の書き方、そして社会を捉える視野の広がりにつながっていくことを期待したいと思います。
講師の皆さん、本日はご多用中のところ、ありがとうございました。
(担当 中学2年部)